痛風の治療、尿酸のコントロール

痛風の治療1〜激しい痛みをとる

痛風の発作がおこってしまい、関節の痛みや腫れがひどい場合は、非ステロイド抗炎症薬の服用で炎症を抑えます。

 

関節の痛みに関しては早朝に服用すれば苦痛は少なくて済みます。

 

インドメタシンが効果的で痛風発作ではよく用いられる薬です。

 

痛風発作の経験がある人は前兆と思われる、関節部分のわずかな不快感に気づいたときにコルヒチンを服用すると発作を予防することが出来ます。

 

ただ、こういった消炎鎮痛剤の服用は、一時的に痛風の痛みを無くすために用いられるもので、根本的な痛風の治療にはなりません。

 

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痛風の治療2〜尿酸値をコントロールする

痛風の発作は消炎鎮痛剤の服用で治まりますが、根本的な治療にはなりません。

痛風は、からだの中の尿酸値が蓄積されておこる病気ですから、根本的な治療としては

この尿酸値をさげなければなりません。

 

・高尿酸を改善する薬を用いる

高尿酸血症を引き起こす要因は、からだの中の尿酸が通常よりも多く産出される場合と、腎臓の機能が低下して尿酸の排泄機能がうまく作用していないために、尿酸値があがってしまっている場合とがあります。

 

どちらのケースが原因かは、検尿をすれば判別できます(両方が原因の場合もあります)。

それぞれの原因に応じて、からだの中の尿酸の産出を抑える薬や、尿酸の排泄を促進する薬などが用いられます。

 

このうち、尿酸排泄は、あまり急激に行うと尿酸値の急激な低下により、痛風の発作を起こすことがありますので注意が必要です。

 

尿酸というのは、増える場合にも痛みを伴いますが、からだから急激に尿酸値が下がった場合にも痛みを伴うからです。

 

痛風発作が起きた場合は、それまで尿酸の排泄を促進する薬を使っていた場合は継続して使用し、使用していなかった場合は

痛風の症状が治まるまで、服用をまちます。

 

・薬物療法と併用して、食事療法を用いる

痛風は、体内の尿酸値が一定以上溜まったことにより発作が起きます。

 

薬物療法では、尿酸値を減らす薬と、産出を抑える薬で治療していきますが普段の食生活で、尿酸を多く産出する食品(プリン体を多く含む食品)を摂りすぎていては元もこもありません。

 

痛風の治療は、薬物療法と併用して、食事療法も行っていきます。

 

食事療法では、高プリン体の食事をなるべく控えるようにして、体内で作られる尿酸値の量を減らしていくことが主な目的となります。

 

詳しくは痛風の食事療法のページをご覧下さい。