痛風のときの食事

痛風の食事療法

痛風はある程度なら食事療法で改善されることが可能です。

以下のことに気をつけましょう。

 

1、肉やレバーなどプリン体を多く含む食品を避ける

 

2、脂肪分の多い食品をとらない

 

3、糖質、たんぱく質の摂取を控える

 

4、アルカリ性の食品を多く摂取する

 

5、酒などのアルコール類の摂取を控える

 

6、水分を十分に取って、尿を多くする。

 

 

大まかに、上記のことに気をつけ、痛風の症状を改善していきます。

 

上記のような理由からわかりますが、昔、痛風が「贅沢病」と言われていたのは、お金持ちの人しか、肉や、お酒などを食べることが出来なかったために、所得の多い層に多く痛風が発症したためです。

 

ですが、現代では日本も裕福になり、欧米型の食生活への変化などで肉や、お酒などは誰でも食べるようになりました。

 

このため、現代では痛風は、誰にでも発症する恐れのある病気だといえるでしょう。

 

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痛風の原因であるプリン体の多く含まれる食品

痛風の食事療法でもっとも気をつけなければならないのが、プリン体の多量摂取です。

食品の中に含まれるプリン体は、尿酸の元になる有機物です。

 

体内の尿酸が増えれば、痛風の症状は悪化してしまいますから、普段からプリン体を多く含む食品をなるべく控えるよう心がけましょう。

 

プリン体の多く含まれる食品は、動物の内臓類、肉類、肉汁などです。

逆にプリン体の少ない食品は米、パン、ジャガイモなどの穀類、牛乳、野菜、果物などが上げられます。

 

痛風の食事療法中は、”なるべく”プリン体を多い食品をとらないに越したことはないですが、あまり神経質になりすぎないで下さい。

 

というのは、通常からだのなかに入ったプリン体の老廃物である尿酸は、一定量までなら尿として排出されます。

 

なので、一定量以上のプリン体の摂取をしなければ、尿酸が、体内に蓄積されることはありません。

 

ですから、あまり神経質になりすぎて、プリン体の少ない食事ばかり気をつけていてもかえって栄養のバランスが崩れてしまうということも考えられます。

 

だからといって、何でも食べてよいというわけではありませんが、「プリン体は摂ってはいけない」と神経質になりすぎるのもいけません。

痛風のときの食事〜アルコールを控える

アルコールをとりすぎると尿酸の排泄が悪くなり、尿酸値を上昇させます。

 

またアルコール自体エネルギーが高く、食欲増進にもつながります。

 

特にビールは麦芽由来のプリン体を多く含んでいるので注意が必要です。

 

以上のことから、食事療法中は、できればお酒は控えたほうが良いでしょう。

 

どうしても飲みたいというばあいでも、アルコール好きに禁酒はつらいかもしれません。

 

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  • ビールなら中ビン1本
  • ウイスキーやブランデーならダブル1杯
  • 焼酎ならコップ半分
  • ワインならグラス1杯

 

程度にしてください。

 

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