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痛風ってどんな病気?

・高尿酸血症が原因

からだのさまざまな原因で血中やからだの組織の尿酸が増えて血中尿酸値がある基準の量を超えたものを高尿酸血症

といいます。高尿酸血症によって血中の尿酸の濃度が高い状態が続くと、からだのなかに尿酸が蓄積されて、結晶化し、間接などに

付着していきます。

 

・痛風発作

高尿酸血症が数年間続くと、間接に溜まっていった尿酸ナトリウムに対して、からだが免疫機能をはたらかせて攻撃を始め、これにより炎症がおこります。

そうすると、ある日突然足の親指の付け根が激痛に襲われ、腫れあがります。

場合によっては、熱をもち、立ち上がれなくなるほどの激痛を伴う場合もあります。

これが痛風発作です。痛風発作はこのように、突然発症しますが、通常の場合数日から1週間くらいで痛みは治まります。

 

これで安心して、放置してしまう人が多いのですが、そのまま放っておくと、年に1〜2回発作が起きるようになり

それでも放っておくと、さらに発作の頻度は増し、1回の発作が治まる期間も長くなっていきます。

 

最初は親指の付け根だけが痛かった症状も、このころには、足首やかかと、膝の関節手の指などにも現れるようになります。

さらに、痛風発作を放っておくと、尿酸が腎臓に溜まってしまい、腎臓機能の低下を招いてしまうというケースもあります。

 

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痛風の特徴

痛風は日本人男性の2%前後がなるといわれています。

高尿酸血症は中年男性にみられることが多く、主に30台、40台の男性の発症が多いです。

最近では、欧米型の食生活の変化により、20台の男性でも痛風の症状がみられるようになりました。

 

なぜ、痛風の症状が男性に多いのかというと、女性の場合、女性ホルモンの働きにより、尿酸の排泄を高める作用があるためです。

 

なぜ痛風になるのか?

昔は「贅沢病」ともいわれた痛風ですが、食生活の欧米化や一億総グルメ時代といわれる現代では、

だれもが痛風になる可能性があります。

痛風の原因は血中の尿酸が一定以上の値に増えるためにおこります。

尿酸はどんな人にも一定量つくられるもので、プリン体といわれる物質の老廃物です。

健康な人の場合、尿酸は尿中に排泄されますが、血中の尿酸量がふえすぎると、排泄しきれなくなった分の尿酸が間接などに沈着していきます。尿酸がどんどん溜まっていくと、からだの中の白血球が「これは異物だ!排除しよう」と攻撃を始めます。この白血球の攻撃により、炎症がおきて、痛風の症状となって激痛を引き起こすのです。

尿酸が溜まる原因としては、プリン体が多く含まれる食品や、お酒の飲みすぎ、遺伝的な体質などがあります。